DONALD "INVASION DE COLONOS EN BOSAWAS"  リアウブラとリアンニへの入植者の侵略 ドナルド



私の名前はドナルドです。ココ上流にあるリラムニテリトリーのフロリダ リオ ウンブラの出身です。
ボサワス保護地区の先住民族地域で起きている入植者による侵略の問題は非常に深刻です。侵略者による天然資源の破壊が進行していることで、この地域に住み続けている私たちの生活を脅かしています。このボサワス保護地区は中米の肺といわれているほど重要で、1997年にユネスコの指定を受けました。


入植者による侵略は 90年代に 地域政府が、土地の一部を譲渡したことに端を発しています。彼らは政治的利権を持ち政党の利益のために不法に土地を売却し 所有権を渡してしまったのです。
それ以来入植者はボサワスに入りました。メスティソの侵入者は 近隣のチョンタレス県マタガルパ県,
リオサンファン県,ボアコ県などで、牧畜や農業のために 木を切り、火をつけ焼き払います。

無差別に伐採するために保護地区の河は干上がり、動物や鳥 そして爬虫類などが絶滅の危機に瀕しています。
この地域の先住民は、保護地区の中では種をまくことも、その中の資源を利用することも出来ません。その侵入者たちが 武器を持って脅かすからです。入植者は銘木を伐採し、広大な面積の木を焼いています。この社会的 政治的 経済的利害にかかわる問題を早急に解決をするため、先住民族テリトリーの責任者当局が集まり、この問題について討論しました。
入植者を他の地域に移してこれ以上私たちの森が破壊されないためにこれ以上動物が失われないために、そして 河が干上がらないために先住民族テリトリーの土地とその地域に属するものは、先住民族が所有していると自治憲章や445号法令は規定しています。この問題を考えると とても悲しくなります。気持ちが暗くなります。緑だったところが破壊されたり、この土地固有の動植物が消えていくのはとても悲しいことです。

すでにたくさんのものが絶滅してしまいました。長い間 飲み続けてきた河も干上がっています。私たちの子どもたちはこの美しいテリトリーの自然を もう享受できないでしょう。清浄な空気を吸い込むこともこの地域固有の動物や鳥爬虫類をみることはできないでしょう。伝統的な薬草も絶えてしまうでしょう。

先住民族の各テリトリー制度の住民は力を合わせて このグローバルな問題に対処し、恒常的な監視所を作り、エコロジー部隊を組織し、保護地区の中を監視し、これ以上の大規模な天然資源の破壊を 食い止めねばなりません。森とその森を守ることの重要性を意識化するキャンペーンが必要です。
先住民族テリトリーにこれ以上入植者を入れることはやめて、中米の肺であるボサワス保護地区を守ろう。


ドナルド・イングラム・グティエレス
201446
ワスパン リオココ 北部大西洋自治地域


Abril de 2014, Digital Storytelling Workshop, Waspam, Nicaragua